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6/21に1265ドル、 6/28に 1263ドルのダブルトップを作ったNY「金」相場は調整場面に入っているようだ。
7/1の1200ドル割れの急落場面は、米国経済への成長懸念、中国経済の鈍化懸念の株式・商品市場が急落し、今までならこんな時には資金逃避に上昇してしていた「金」も急落に見舞われました。

「金」は今年になって13.6%上昇していたので、この下げは追証に追われたヘッジファンドの売りが出たとの解説もあるようですが、米国の6月雇用統計の12.5万人減少を受けて、当然目先の金利引き上げは遠く先に延びて「金」にはプラス要因でしたが、失業率は9.5%と改善を見せ,「金」相場には中立要因となったようでした。先週相場が急落するまでの1230ドル以上を買っていたのはファンドを中心とする投機グループで、売りに出ていたのはアジアを中心とする実需筋のスクラップと実需の投機筋と見られています。今回の下げもファンド筋の見切売り、1200ドル割れの買いはアジアの実需筋のようです。
7月1日に実施されたスペイン国債(35億ユーロの入札が順調に終わるなど懸念されていたユーロ圏の金融問題がやや後退したこから、ユーロ売り、「金」買いの巻き戻しが最近起きているようだ。ユーロ建て「金」価格が6/28日には1023ユーロだったものが、昨日7/6のロンドンでは946ユーロに急落しているが、いもこのような時に出ていた欧州筋の買いも少ないようで「金」市場を取り巻く環境は以前の法則からチェンジし始めているように思われる。「金」ETFの残高は2032トン、うち最大手であるSODRの残高は昨日現在で1316.48トンと増加傾向にあり、投資家の長期の「金」シフトは続いているようだ。シカゴの「金」先物CFTCのロング(買い越し)は1000トン超とファンド筋の手持ちは圧迫要因のようだ。

国内「金」価格はNYの動きを映し、為替の変動によって変わってきますが、東京工業品のグラム価格は5/13の 3726 円、 6/22の 3716円をダブルトップに5/24の3372円の下値を試す展開、為替が87円台の円高水準にあることで国内価格は一段安になっている。因みに今の水準で1円の変動幅は1グラム当たり約39円幅の変動があります。(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年07月07日 12:29
5月始めに1156ドルの下値を模索してからのNY「金」は今年1月から6月迄の流れを見ると国際金融・商品市場では、投資マネーの安全志向が鮮明になって半年で約13%上昇している。世界の株式はNYダウ3%、上海総合26%,日経平均9%と軒並み下落である。通貨は欧州通貨危機を引き起こしているユーロは半年で18%、米ドルは6%の下落だ。財政悪化懸念で南欧など一部の国の通貨や国債の信認が揺らぐ中で、逃避先として見直された資金が「金」に向いて来ている為です。プラチナはこの数日1600㌦近辺から下げていますが、「金」が1230ドル近辺で下げ止まり、1240ドル近辺の高値を維持しているのは、世界的な安全資産として「金」が注目されているようです。中国・インドの需要が依然として強いことも下値支えに働いているようです(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年06月30日 13:57

昨日NY市場で史上最高値を付けた「金」相場については、この日発表された米新規失業保険申請件数。予想値の45万件を上回る前週比1.2万件増の47.2万件となった。月初に発表された民間雇用の状況が思わしくなかたこともあり、雇用情勢の厳しさが改めて意識されたかたち。また合わせて5月の消費者物価指数(CPI)が前月比マイナス0.2%となったことから、来週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を低水準で維持するとの見方は固まっているが、データ上も確認され「金」に買いが入ったようです。さて株式・商品貴金属が軒並み下落する中で「金」の逆行高,独歩高として、例によって新聞・テレビでも報道されました。各国政府のみならず、世界の資産家がヘッジ資産として「金」を買っているのが大きな理由ですが、もしこの先反落、急落する事が有るとすればどういう場合なのかも押さえておきたい。最も懸念する転換点は米金利政策が転換して、ドル金利が上昇に転じる時ですが、大方の見方は今年度の金利上昇はなく、来年半ば以降との見方が趨勢になっていますので当面このことで大騒ぎすることは考えられません。現在の買い手となっている①先物市場の膨れ上がっている買い残高は700トン超ですが、これら先物買い残は反対決済して売らなければなりませんので、ポジションを持っている人は相場感で売りを仕掛けてきます。②名だたる投資家のジョージ・ソロス氏やポールソン氏は1000ドル下のポジションで相当量の「金」ETFを保有しています。彼ら買い手の売り時は気になるところです。米国のボルカールールと称されるSEC(米証券取引委員会)の商品先物取引規制による、ヘッジファンドの縮小も気になるトロです。④今や「金」需要の主要国である中国のバブル崩壊懸念が現実のものとなりつつある。これらの案件も頭の片隅に入れながら「金」相場を見てゆきたいものです(レポートは売り買いをお勧めするものでは有りません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年06月18日 16:01
NYプラチナ相場が4/22 の1759ドルの戻り高値から、ギリシャショックによる世界的な株式売り、商品・貴金属売り(「金」のみ例外に上がり続けた)に5/21 の1445ドルへの急落を見た後は反発に転じていたが、プラチナ相場を展望してみよう。

英国のジョソソン・マッセイ社は5月中旬のレポートで今年後半のプラチナ相場見通しを下値価格を1600ドルと発表のあった後に冒頭の下げ相場を演じてしまったが、実際1750ドルの高値圏から、一時1450ドル近辺まで下げ、300ドルも急落した。又東京工業品は5300円台から一時4300円台に1000円絡みの急落だったのには肝を冷やした人も多かったに違いない。先月ロンドンで開かれたプラチナウイークの会議に参加者達した方達の今年度後半の予想平均も1900ドル近辺の見方が多かったそうですから、今回の下げは意外感を持って受けられているようです。推定ではプラチナ鉱山の産出コストは1500ドル近辺と見られているだけに、オーバーシュートに触れたとの見方が多いようです。一昨日発表になった中国の5月新車生産台数は131万2700台と前年同期比では22.56%増加していますが,前月比では14.3%減少。販売台数では119万4700台と前年同期比29.74%増ながら,前月比では13.98%減少と中国経済にやや息切れの兆しが見えている事も現在の相場なのかもしれない(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年06月09日 11:04
先週発表になった5月の米雇用統計。総枠での雇用の急増が予想されていたが43.1万人の増加とはなったものの、予想の平均51.3万人に及ばず、市場に失望感が溢れ、又同時間に財政再建中のハンガリーについて悲観的な話が伝わり東欧圏の金融事情に対する懸念が再び頭をもたげ米株式や原油・商品などは軒並み売られました。
ユーロもさらに年初来安値を更新し対ドルで1.19ドル台に対円で108円台に大きく下落。市場は米国の金利引き上げの次期は更に後退したと見て、安全資産としての「金」に1200ドルを割れた所から買い戻されて、1215ドルから1220ドル近辺と堅調な動きになっているが、反面プラチナは景気悪化を懸念する利食いの売り物に押されて、1500ドルから1515ドルで推移している。SPDRの残高は1286.35トンになっている(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年06月07日 18:35

5/14に1249ドルの高値をつけた後、反落したNY「金」は①ギリシャを始とする欧州財政危機、②ドイツ・欧州などの空売り規制、③米国の新金融規制、④朝鮮半島の緊張,⑤米国・日本株をはじめ世界同時株安などを材料に、リスク資産の手仕舞いと、リスク許容度の買いとの綱引き相場になっていますが、注目したいのはSPDR(ゴールドシェアー)が今週になって47トン、今月から累計すると108トンも増えていることです。SPDRの残高は5/25 日現在では1267トンと最高水準を更新しています。意味するところは世界の投資家がドル・ユーロ通貨、株式から「金」にシフトしているという事です。今回の下げはヘッジファンドの売り、見切売りだったりしましたが、反転のきっかけとなった買いはSPDRを主力とする「金」ETFの現物需要であった事が判ります。国内の東京工業品の1グラム当たり価格は3/13の3726 円を高値に5/24の 3372円まで下落しましたが、足元の5/27現在では3530円近辺で推移している。為替はいずれも90円台であった。一円の為替は現在のNY「金」の水準で90円台の為替で計算すると、38円程度の差が出てくるようです。プラチナは中国からの現物買いが出てきて1500ドル台を回復しているようです。

(レポートは売り買いをお薦めするものでは有りません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年05月27日 13:54
世界経済が規制の動きに傾倒し、投資資金は右往左往しているようだ。ドイツの空売り規制、英国のヘッジファンド規制、米国の新金融規制にリスク資産の手仕舞い売りがとまらない。特にプラチナの下落が大きかったようだ、先々週は1750ドルの高値圏だったが、先週末は一時1450ドル近辺まで下げ、300ドルも急落した。東京工業品は5300円台から一時4300円台に1000円絡みの急落だった。特に21日の一日に400円も500円も下げたのにはショックを受けた人も多かったに違いない。しかしジュエリーメーカーなどからは下がったところを連日コツコツと手当買いが見られておりました。NYのMEXのプラチナETFには売りがヘッジファンドと思われる売りが殺到し、流動性の低いプラチナ市場は急落した形だが、24日のアジア時間から下げすぎの買戻しと見られる買いが中国の実需筋から出てきているようで、1500ドルを回復してNYへ入って1520ドル近辺で推移している。英国のジョソソン・マッセイ社のプラチナの今年後半の最低価格は1600ドルと発表のあった後に冒頭の下げ相場を演じてしまったが、かなりオーバーシュートしている印象だが、ヘッジファンドの資金ポジションと動向が注目される(レポートは売り買いをお勧めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年05月24日 23:41
昨夜のNY市場は、EUやドイツの空売りの規制にユーロが売られ、一斉にリスク資産の手仕舞い売りに株も原油も商品も、貴金属も売られました。下げ幅は「金」が31ドル(2.58%)、プラチナは65ドル下げて3.16%、銀が4.16%、パラジュームが7.85%の急落でした。まさに表層雪崩現象で一斉に出口に逃げ出した感じです。誰かが売り出すとみんなが売り出す現象で、ロング(先物の買い)が多くなるといつも起きる現象です。腰の弱いロングが損切りにふるい落とされているという状態です。高値相場のラリーの後はいつも同じことが起こってます。高値警戒感とはよく言ったものですが、盛り上がっている時には買い手は「豆腐の上に乗っかっている感じが相場の心理」とは昔から言い得て妙な言葉です。さてこの急落の後を受けてGLOBEX先物はアジア時間で朝方から反発して始まりましたが、午後4時現在では「金」が1185ドル、プラチナが1588ドルとNY時間よりも下げ幅を広めてきました。為替は朝方は91円84銭くらいでしたが91円を一時割り込む円高に進み、東京工業品の1g当たり価格も「金」の朝方3536円から3517円へ、プラチナは朝方の4797円から4777円に下げ幅を大きくしているようです。さてこの下げ相場を適正な短期調整と見るか、祭りの終焉と見るかですが、市場関係者の間では、「金」は1100ドル台になればインド・中国・中東勢の現物の実需買いが入り、比較的に調整は短いと見るむきが多いようですが、ヘッジファンドなど投機筋の損切りの売りと実需筋の買いの攻防となりそうな目先の動きかとの見方が多いようです。昨日のSPDR(ゴールドシェアーズ)の残高は1220トンと前日比3トンの増加だった模様です。(レポートは売り買いを薦めるものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年05月20日 16:35
先週に一代の高値を更新したNY「金」相場はギリシャ問題に絡むEU圏の混乱と不透明感から、ユーロが売られ、17日の東京市場はユーロ・ドルが1.2261、ユーロ・円が112.81円、ドル・円は91円90銭とドル・円が上昇、ユーロが下落している。ギリシャのソブリンリスクに対し、EU,IMFが7500億ユーロ(88兆円)の緊急支援を発表して、一旦は好感されユーロは持ち直したかに見えたが、2日と続かず、ソブリンリスクの高まりとリスク資産の手仕舞いで週末は利食いに押された。ドバイ・ムンバイ・香港などの現物市場は高値圏内に売り物一色で、新規の現物買いを上回る売り物が多い状況のようですが、高値圏で「金」がなかなか下げないのはETF(投資信託型上場証券)に引き続き通貨からの逃避買いが向いている為です。ETFのなかで最大手のSPDRは5/10の残高1159トンから1209トンに大幅に増加しています。東南アジアのスクラップの「金」が精錬されてSPDRのロンドンの銀行の地価金庫に「金塊」として納められてゆく構図が続いているようです。又シカゴコメックスの「金」先物の買い残高も700トン余りからここへ来て1000トンに膨らんできているのも、容易に下げない要因の一つのようですが、SPDRは腰を据えた長期の買いが多いのですが、シカゴの先物は買ったものは必ず売らなければならず、投資家が一斉に手仕舞い売り、見切売りに傾いた時には大きな変動安が当然ある事も押さえておきたいところです。(レポートは売り買いをお薦めするものでは有りません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年05月17日 14:08
NY「金」市場は連日の市場高値更新に今朝の新聞・NHKの報道で大きく伝えられた。「世界通貨」の顔を待つ実物資産の「金」はあらゆる通貨の信頼度が揺らぐ中、昨年12月の高値1227ドルをあっさり抜きさり、1249ドルの一代の高値を付けた。ギリシャ不安なお収まらずに投資マネーの逃避先として、「金」が選ばれている格好だ。東京の大手地金商の店頭には「金」インゴットを売るお客様が多いと今朝のNHKは報じていたが、東南アジアも高値で「金」スクラップなどの売り物が多く、それらが精錬してロンドンの市場に送られ、ETF(上場投資信託)に買われて現物がロンドンの地価金庫に眠る構図になっているようだ。ETFの買いは最大手のSPDRの残高が昨日も17トンの増加があり、今月に入り50トン増加し、1219トンと史上最高水準になっているようだ。これらの買い手は投機や一時の敵名逃避買いではない,年金資金や個人の長期の投資資金が含まれているようで、殆どの市場関係者やジョンソン・マッセイ社など権威筋の「今年度の相場の見通し」を大幅に上回る水準出推移している。市場はギリシャ・EU支援のまとまった10日に一時20ドルほど下げたが、その後はギリシャ、PIIGS(ポルトガル、アイルランド、イタリー、ギリシャ、スペイン)の再建には懐疑的な観測が充満して「無国籍通貨」でもある「金」に流れた背景があるようだ。5/13日13時現在のGLOBEX先物は「金」が1236ドル、プラチナが1731ドル近辺で推移している。東京工業品のグラム当たり円建て価格は「金」が3706円、プラチナが1733円近辺で推移している。(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年05月13日 13:24