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昨日のNY市場で1251ドルの高値に突っかけて、1247ドルで引けた。米国経済の二番底懸念やゼロ金利継続見通し、はたまた欧州経済の不透明さとソブリンリスクから、いつの間にか1160ドルまで売られた「金」は1200ドルを固め1220ドルの攻防に日柄を費やしているうちに1230ドルを越えると上げ幅を加速してきた。6/21の1266.5ドルの高値からの下落場面ではSPDR金ETFの残高が減少方向となり、1324トンの残高が1282トンまで減少したのは明らかに長期的な投資家の多いSPDRの投資家の中で利食いが入っていたと思われるが、又増加傾向に転じ、昨日は3.95トン増加し1302.561トンに大台を回復した。一方CFTC(商品先物委員会)の買い越し残高は7/20には760トンまで減少したが先週末の投機家ロングは929トンまで回復したことが、今回の上げの大きな原動力となったようだ。株式の急落や、商品相場の急落に伴い「金」の持ち高を換金する急落リスクは残るものの、インドの実需回復・中国の規制緩和による一段の需要期待や、BRICs諸国の中央銀行による「金」買いなどの支援材料に年内は1300ドルを目指す動きと見る市場関係者が多いようだ。

一方、東京工業品の動きだが、NY高に引っ張られながらも、84円前後の円高に振れていることで、NY高を相殺してしまっている。国内グラム価格に関しては、ドル・円の行方が大きな鍵を握るものと思われます。因みに1240ドルで84円とすると1円の値動きによってグラム当たり、約40円輸入コストが変わってきますので、円高に振れれば安くなり、円安に振れれば高くなる訳です。又日本国内の直金数年の金塊の売りものは、値段の高騰により、年間輸入額を上回る輸出が数年続くように個人投資家の売り物と指輪・ネックレスのリサイクルの売り物が多く、東南アジア筋のリサイクル売りと実需の綱引が今後も続くものと思われます(レポートは売り買いをお薦めするものでは会いません、ご判断は各自でお願い致します。

2010年09月01日 17:51
夏休み中の先週のNY市場の「金」の足取りは11日は1191ドルから1209ドル、12日は1202ドルから1216ドル、13日の週末が1209ドルから1218ドル、週明け16日の朝方の動きは1221ドルから1228ドルでNY時間11時現在では1223ドル近辺で推移している。
NY「金」市場は、6/21の1266ドルの高値から、7/28の1556ドルの安値まで100ドル強の下げを演じた後、足元の1225ドル近辺まで下げ幅の6割強の戻りを成したのは、FOMCや雇用統計のやや悪い数字を受けて、目先の金利引き上げの出口戦略がますます遠のいたとの見方から、ドルが売られ、安全資産としての「金」に資金が移動した為とする見方が多いようです。目先では高値警戒からインドの実需の需要が鈍いほか、アジア筋の実需買いが様子見に入っているような気配ですが、このところ減少していたSPDRの在庫が又増加に転じ始め、昨日は3.95トン増の1286.7トンです(レポートは売り買いをお勧めするものではありません、ご判断は各自でお願いいたします
2010年08月16日 23:16
今朝、未明に出されたFOMCの声明文は、量的緩和の水準を維持し、ゼロ金利対策は1年8ヶ月続く事となった。具体的方策として FBRがこれまでに買い取った米国債、MBS(住宅ローン担保債券)の中で今後満期償還されるものについて その償還金を今度は米国債買い取りに再投資するという資金ジャブジャブ政策で、金利引き上げへの出口政策はますます遠ざかり、先週末の雇用統計の悪化を受けて1200ドルを越えてきた「金」も一旦1200ドルを割りかけたが、又1200ドルを上抜いてきた。噛み砕いて説明すると、ドル金利が当面上昇する見通しが無い為にドル資産から「金」にシフト換えする可能性が強まった事です。少なくても「金」を売ってドルにシフトしようとする動きが弱まることを意味します。2008年秋のリーマンショック前にはFRBの国債買取り残高は1兆ドル以下だったが、その後買取りが急増し今や2兆ドルに達した。更に 今後 米国マクロ経済データが悪化すれば 2兆ドルという残高を増やすこともFRBは辞さず、金融緩和策は今後まだまだ続きそうだ。
今回の米国の量的緩和策の拡大はドル建て「金」価格の上昇材料となると見る市場関係者が多いようです。結果的に通貨価値を薄めるこの政策は、ドル安を意味し、インフレ策でもあり、次回9月21日のFOMCにて更なる緩和策の採用されれば、ドル建て「金」価格の高値更新もあると見る強気筋もいるようだ。(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年08月11日 16:02
6日NY市場は、雇用統計の悪化を受けてほんの数分で「金」は1200ドルを回復し終値も1205ドルで大台を回復した。 噛み砕いて判りやすく解説をすると、雇用統計の悪化はそのまま米国景気の悪い兆しであり、米国は経済の回復の為、金利の更なる引き下げ、緩和政策を当局が取るようになります。それによって米金利(ドル金利)は下落します。それによってドルに向けられた資金は旨味のないドルを売って、他の有利な投資先を求めて移動するわけです。その思惑で「金」に打診買いが入り、やがてヘッジファンドや世界中の年金基金などが利ざやを求めてドルから「金」に流れて来ることが予想されるわけです。

さて米国7 月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が13万1000人減と、予想の倍以上減少し、景気回復のもたつきが浮き彫りになった。この日の雇用統計を含め、最近の指標は低調な内容が続いていることから、市場では、米連邦準備理事会(FRB)が景気の下支えに向け、国債やモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れ再開を迫られるのではないかとみられている。買い入れが再開した場合、米国債の指標利回りは一段と低下し、ドル建て資産の収益はさらなる圧迫が見込まれることになる。これを受けてドル・円は、85円05銭まで円が上昇し、ドバイ・ショック時の昨年11月27日につけた高値は84円82銭。この水準を上回って円高が進むと95年以来となる。米雇用統計の発表をきっかけに、86円程度で推移していた円は85円突破目前まで一気に約1円上昇。その後は利益確定目的などで円売り・ドル買いがみられ、円の上昇にはひとまず歯止めがかかった。また同日の米長期金利が一時2.81%まで低下して、約1年4カ月ぶりの低水準となり、ドル売りにつながった面もある。
ドル・円の円高は国内価格を引き下げます・・・国内価格は海外のドル建て価格に若干の輸入コストを加え、当日の為替を「乗じ」て、1オンス31.1035gを「割る」と国内の写真相場が出てきますので、それに国内筋の売り買いのバランスで東京工業品の1グラム価格が市場と価格として。朝9時から3時まで相場が立っているのです。その価格を参考し国内の大手地金商が売り買いの価格を決め、精錬業者がその日の買い取り価格を決めてゆくわけです。それらの買い取り価格が弊社を始め、買取業者が毎日発表する価格です。若干各会社によって買い取り価格が違うのは、取扱量、利益幅による各社の事情ですが殆ど1~2%程度の誤差であると思われます。ちなみにこの1200ドル、85円水準で1円の為替の変動は、円高の場合はグラム当たり約39円安、逆に円安になった場合は約39円高となります。ドル・円が全く変わらずで、海外価格が1ドル変動すると約1グラム当たり3円幅変わってきます。ドル・円の為替動向は国内価格に直接関ってくるので注意して見てゆきます。ユーロ・ドルの関係については、ユーロ高の時には欧州筋の「金」投資の動意があり、(ユーロ建て価格では易くなるので欧州筋に買いが入る)「金」が上昇する傾向が経験則的に有ります.

(レポートは売り買いをお勧めするものではありません、ご判断は各自でお願いいたします)
2010年08月08日 19:44
中国の中央銀行である人民銀行は「金」の自由化を一段と進める政策を昨日8/3に発表しました。「金」市場には力強い援軍ラッパとなるのでしょうか。上海黄金交易所(SGE)の外国企業にも取引所に現物をデリバリーする事許可することを検討し、中国の銀行が自己の「金」のポジションを海外市場でヘッジすることを許可することを検討するとの事です。中国は世界一の「金」生産国ですが、それでも旺盛な「金」宝飾需要などに追いつかず、輸出入の許可をより大きくすることで需給のバランスを調整する考えのようです。又昨年南アを抜き世界一になった中国の鉱山会社が海外に投資することを政府が支援することも明らかになっており、政府の資源政策の一環として自由化に大きく踏み出してきたようです。
香港のスタンダード銀行で貴金属部門を統括するエリソン・チュー氏は「金に対する投資手段が格段に増えれば、金需要は自ずから増える」とし、中国政府がこのような計画を発表したことはごく自然なことで、中国の「金」市場は段階的に解放されるとの見通しを示した。
中銀はまた、外国の金融機関による中国市場での金取引を許可することの是非についても検討していることを明らかにした。因みに中国の「金」準備は過去数年で400トン余り増え、現在は1054トンに上っている。
この件に関して、中国の大手銀行の幹部は匿名を条件に、これが実現すれば「中国の金市場の急成長を支援する」と評価。「金需要は中国で急速に拡大しており、この需要を満たす必要がある」と述べた
2010年08月04日 10:27

NY金相場は7/28のザラ場安値1156ドルで一応踏み止まったかに見える。
100日移動平均線の1165ドル近辺を7/27の終値1161ドルで下回り、200日移動平均線の1145ドル近辺が意識され始めたが、僅か3営業日で1180ドルを回復し、昨日は1190ドルのザラ場高値があった。欧州のストレステストが出揃って市場に安心感が出たところで、昨日はNYダウの200ドルを越える値上がりに、リスク資産への許容度が高まり、原油・非鉄・CRB商品指数が軒並み上昇した。今回の調整場面の売り手はヘッジファンドと見られる投機筋で買い手はアジアを中心とする実需筋であるが、市場には金塊の現物が極端に少なく、実需筋の現物需要に当てる現物が見当たらないと市場のデイーラーは口を揃えている。ここへ来て金ETFの最大手SPDRの残高は7/28に18トンの減少で市場を驚かせましたが、1000トンから1340トンの増加まで一気に残高を積み上げてきたので、その小さな反動と見れば小さい事だが、減少幅でこれだけの量が出たのはファンド筋の売り物と見られている。

国内価格は海外のドル建て価格の写真相場にドル・円相場の変動で値段が動いていますが3/24の3192円を試す動きで8/2の3246が最近の安値になっているが、94円台から続いている円高トレンドが8/3 現在で86円33銭とかなり円高になっていることに注意したい。ドル・円は目先的には米国の金利政策がまだ長中期に続くであろうとの予測から84円台の高値を予想する向きがあり予断を許さない。(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自の責任にてお願い致します)
2010年08月03日 14:01

「金」、プラチナ相場は調整局面にあるようだ。NY「金」相場は7月に入って1200ドルを挟んだ調整局面入りしてはいるが、現在の水準は年始から9%以上上げており利益確定の売りが断続的に出ている状況だ。売り手はヘッジファンドなどの投機筋でシカゴコメックスの先物の残高が減少しているほか、「金」ETFの最大手のSPDRは1314トンと7月に入って同じように減少している。買い手はアジアを中心とする実需筋が1180ドル近辺から買っているようだ。ヘッジファンドなど投機筋の売りと実需筋の買いの綱引きが、先週のバーナンキ米FRB議長の「異例に不安定」・・(unusually uncertain)との経済見通し発表やEU諸国のストレステストで7行の資本不足が明らかになったニュースを消化しながら、外為市場ではドルが対ユーロで避難先通貨として変われ、円が対ドルで避難先通貨として買われ、避難先資産として日米国債に資金が避難して、日米の長期金利は急低下し、日本の10年物の国債利回りは一時1.045%と6年11ヶ月ぶりの低水準(価格は上昇)になり、米10年物国債の利回りは遂に3%を割り、2.88%に低下(価格は上昇)している。オバマ大統領の金融規制法案の行方は金融業界を強欲な性悪説の人達と見立てて銀行のヘッジファンドへの出資禁止、自己勘定取引を大きく規制する流れになっており、ヘッジファンドの売りは投機資金の手仕舞い売りの一環とし、利の乗っている「金」の手じまい売りが出ている模様で、まさにFRB議長の声明のようにBRICSを除く世界中が「異例に不安定」な中で「金」はリスクで売る人と、りすくで買う人が交錯する中で、根強い実需の買いと投資用需要によって他の商品のように下落せずに1200ドル前後に揉みあっているようだ。

国内価格は円が86円、87円台での推移と更に先行き円高を懸念する見方も多く、グラム建ての価格は1円の円高によって38円ほどの変動があるために為替動向が注目される(レポートは売り買いをお勧めするものではありません、ご判断は各自でお願いいたします)
2010年07月25日 17:47
13日のNY市場はシカゴ先物市場のロングの手仕舞い売りが相当量出た模様で1200ドルを割り込んで引けました。シカゴのCFTCの買い残高は6月には1000トン余り有ったのが、昨日も111トンの売り物が出て,買い残高は650トンに急減したようです。
ところでゴールド・スワップ(Gold Swap)と言う言葉を聞いたことがありますでしょうか?中央銀行がBIS(国際決済銀行)に「金」を売り、6ヵ月後に「金」を買い戻す契約をするのですが、判りやすい話しが「金」を担保にドル・ユーロを借りるのですが、このゴールド・スワップが昨年末から346トンに急増しているそうで市場関係者の注目を集めています。欧州の何処かの国だろうかと憶測を呼んでいますが、スワップを結ぶ時には売りと買いを同時に行ないますので、市場に影響は出ませんが、もし6ヵ月後に買い戻しが出来なければ、担保流れになってBIS(中央銀行の中の中央銀行)はその「金」を市場で売却をする事になれば、市場に影響は出るとの観測で利食いに走った向きもあったようです。
やはり「金」は無国籍通貨として輝きを保っているようです。(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年07月13日 13:53
8日の日経新聞の記事に中国国家外貨管理局(SAFE:State Administration of Foreign Exchange)が外貨準備を使った「金」の購入について見解を示したニュースが話題を集めていた。それによると「金」は主要な投資先になりえないと述べている。理由は「金」市場の規模が小さいため、中国が大量に購入すると価格が高騰してしまい、ジュエリーとして人気の自国の消費者にとってもマイナスとしている。また2兆5000億ドル規模まで膨れ上がった外貨準備の規模からして、現在の「金」保有が1054トン有る中国にとっては、今後多少「金」準備を増やしても分散効果はあまりないとしている。このコメントは正論であり、まさにそのとおり。金の保有自体を否定したものではなく、要は“大き過ぎて安易に動けない”ということ。市場関係者は以前からそのように理解している内容といえる。反面中国の対日本国債への投資が5月は買い越し額が7300億円と過去最高だった2005年の年間買い越し額の2.9倍に達する額となった。中国当局が膨らむ外貨準備の運用先を日本の短期国債にまで食指を動かしているようで今年の合計買い越し額は1兆2762億円となっている。
2010年07月09日 13:10
NYプラチナ価格は6/21の戻り高値1609ドルから世界同時株安・EU信用不安でリスク資産の手仕舞いから下値を模索、1500ドルを覗いたところで、1535ドル近辺を推移しているが、プラチナを取り巻く環境を整理してみたい。JM(ジョンソン・マッセイ社)の広報によると2009年は約8.9トン(28.5万オンス)の供給過剰だったが、2010年は投資家需要も高く、工業用需要も改善傾向にあり、需給はほぼ均衡すると見られている。2011年には工業用需要は自動車排気ガスの触媒需要の更なる需要で増え、供給は伸びないことから供給不足に陥ると見ている。

需要面では中国の宝飾需要が09年に46%増加し、10年度も同等の伸びが見られ、排気ガス規制のために工業用需要は更に増えるものと思われる。又プラチナETFが2010年にNYにも上場され既に9.3トン(30万オンス)以上の増加を見た。反面供給サイドは南アの鉱脈がどんどん深くなり,電力コストの上昇、熟練工の減少、労使の賃上げを廻る労働紛争が解決せず、鉱山会社のコスト割れの赤字経営に心配がされている。
短期的にはファンドのロングの利食い、損切りなどや、株価の変動などで下押し場面は想定されるが、中期的には需給面では強きの市場関係者が多いようです
国内の東京工業品のグラム辺り価格は4/26の5304円から7/6の4194円まで下げたが本日7/8 は4350円近辺で推移している。為替は4/26の94円近辺から88円前後の円高になっており、グラム価格の急落を一層あおった形だ。88円で1530ドル近辺とすると1円の変動で約49円ほどの差が出ますので、円高をグラム価格を下げ。円安は逆に上げることになります。(レポートは売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自でお願い致します)
2010年07月08日 16:34